コスモホーム創業ストーリー
社長ブログ2020/09/19
皆さん、こんにちは~
今回は、私がコスモホームの創業ストーリーを
ご紹介させていただきます。
1.創業時前にどんな仕事をしていたのか。
私は、中学校の頃から建設会社の跡取り息子という存在だったため、アルバイトも建設現場でやっていました。
現場の仕事を経験し、現場監督、設計、そして営業と、住宅関係の仕事を一通り経験し、最後に住宅会社の営業次長になりました。
独立を考えて会社を辞めようと思っていたのですが、その会社が不安定な時期でしたので3年間慰留されました。
その間6年間営業職を全うし、昭和62年12月に新築2棟を契約し、それを営業課長として育てたIさんに引き継いで退職いたしました。
退職する際、退職金50万円と送別会をしていただきました。
翌年1月から独立し「有限会社八十八ホーム」を設立しました。
2.創業時に感じていた事や心の中の葛藤
独立する時に「辞める時には会社の同僚を決して引っ張らず一人で独立しよう」と決めていました。一人で独立して出来ないなら長くは続かない。何も無い空の状態から成長出来れば、その会社は永く続くと信じていたからです。
3.創業しようと思ったきっかけ
20歳前半の時に、跡取りする予定だった会社でアルバイトをしていた際に、その会社の下請けの社長に夕食に誘われて料亭とクラブに行きました。
その社長は10万円くらいをホステス達に2階のロビーからばらまいたり、私にタクシー代として1万円をくださいました。昭和50年くらいの頃です。
次の日にお礼の挨拶に行った際、ふと見えた財布の中に100万円くらいの札束が見えました。
「住宅会社の社長は儲かるんだな」とその時の私は思いました。
そして跡取りする予定だった会社が倒産し、私は住宅会社を興しました。
4.一大決心した事
創業時は何も考えられず、自分がご飯を食べられる為に無心で働きました。
最初に給料をもらえたのは5ヶ月後の5月25日にやっと30万円の給与をもらうことが出来ました。
その頃、自宅で会社をやっていた為、家が狭くなり、外に事務所を借りようと探したのですが中々見つけられませんでした。
バス通りにあった40坪で1600万円の売地を見つけ、ビルを建て、1階を事務所に、その上を賃貸にしようと思い、銀行に相談に行きました。
自己資金50万円で5000万円を貸してもらえたので、事務所兼1ルーム10世帯のアパートを建てました。
6ヶ月後に満室になり、3万円×10世帯分の家賃、自分の事務所の家賃10万円の40万円が毎月入ってくるようになりました。
月々の収入から支払い28万円を引いて、12万円の黒字収入です。
これを機に、使っても使っても収入が増え続ける方法を模索し続けようと決めました。
5.その時の苦労
独立してからの仕事探しです。
以前の会社での営業手法は土地を購入、造成して、建築条件付きで売却するという方法でした。その時の私はその方法しか知りませんでした。
又、創業当時お金も銀行の信用も無く、お客様は紹介や知人、友人しかおらず、受注するのに大変苦労した思いがあります。
1棟目の受注は高校の先輩の紹介で一緒に麻雀をした人でした。それから、友人の社員や不動産開発と次々に仕事が増えていきました。
6.自分がどう変わったか(気持ち・感情・行動)
やはり自分が独立して、会社は小さいながらも社長になり、友人、知人や会社の社長(小さくても、一人社長)を以前よりも大切に思うようになりました。
一人社長はお互いの苦労が分かり、末永く付き合えるため、そういった永く付き合える人は特に大事にするように心がけるようになりました。
不動産に対しては、第一印象で良いと思った土地は買い、どうかと迷う土地は買わない、というふうに即決断をするようになっていきました。
7.家づくりへの想い(お客様への想い)
家づくりについて、サラリーマンの時から「会社が潰れても私が生きている限り、私が面倒をみます」といつもお客様に言っておりました。
又、20歳から40歳くらいの子育て世代の人に家を売ろうと思い、その人達が買える家で、ランニングコストやメンテナンスがかからない、住み心地のいい家を造っていこうと思い商品を開発していきました。
家と土地は資産と考え、資産価値の高い、中古になっても高い価格で売れる家も頭の中に考えながら家づくりをしてきました。