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【使わないと損?】家づくりで申請できる補助金
更新日2025.5.19. 熊本 注文住宅 コラム
【使わないと損】家づくりで申請できる補助金&助成金
金利の引き上げにより、急いで住宅購入をする方も増えている昨今。
せっかく家を建てるなら、補助金や助成金が出る仕様のお家を建てたいですよね。
今回は、そんな住宅に関する補助金や助成金についてまとめていきます。
私自身、まだ住宅を検討してもいない者として、慎重に調べながら、
初めての方にも、小学生でも理解できるようご紹介することを心掛けていきます!
目次
1. 3省連携とは
2.『住宅省エネ2025キャンペーン』の内容
3.併用はできるの?
4.その他、浮上する疑問
5.熊本市が発表しているもの
6.まとめ
1. 3省連携とは
まず、日本の行政機関のうち、住宅に関する補助金や助成金を発表している機関は3つあります。
環境省・国土交通省・経済産業省です。
補助金について調べていると「3省連携」というワードが出てくるのですが、
この3省とは、先に述べた3つの行政機関のことです。
住宅や環境と密に関係しているこの3つの機関が連携して、
2025年現在は『住宅省エネ2025キャンペーン』という名前で補助金制度を実施しています。
2.『住宅省エネ2025キャンペーン』の内容
それでは早速、『住宅省エネ2025キャンペーン』の内容を確認していきましょう。2025年5月現在は、4つの事業が挙げられています。
①子育てグリーン住宅支援事業(国土交通省・環境省)
②給湯省エネ2025事業(経済産業省)
③先進的窓リノベ2025事業(環境省)
④賃貸集合給湯省エネ2025事業(経済産業省)
これらは、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、家庭部門の省エネを強力に推進するために設けられた制度です。
(住宅ローン減税などの税制優遇措置とは別に設けられています。)
急速に進行する地球温暖化を食い止める策として、日本では2050年までに温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにする目標を挙げており、
これから新しく家を建てたり、すでに建っているお家でも、省エネの対策をする手助けを国が行うので、国民の皆さん協力して実現していきましょうね!ということです。
さあ、ここまで読まれた皆様ならおわかりの通り、この制度は新築住宅だけに適用されるものではないのです。
既存住宅のリフォームやリノベーション、賃貸にも適用されます。
ざっとまとめますね。公式サイトのリンクも貼っておりますので、ご確認くださいませ!
・対象住宅:GX志向型住宅、長期優良住宅、ZEH水準住宅
・補助額:GX志向型住宅→最大160万年/戸、長期優良住宅→最大100万円/戸、ZEH水準住宅→最大60万円/戸
・対象者:GX志向型住宅→すべての世帯、長期優良住宅→子育て世代・若者夫婦世帯、ZEH水準住宅→子育て世代・若者夫婦世帯
・申請期間:2025年5月14日~12月31日(予算上限に達し次第終了)
※注文住宅新築、新築分譲住宅購入、賃貸住宅新築、リフォーム 以上全て対象
・対象設備:高効率給湯器(ヒートポンプ給湯器、ハイブリッド給湯器、家庭用燃料電池)
・補助額:機器の種類や性能に応じて定額(ヒートポンプ給湯器10万円/台、ハイブリッド給湯器13万円/台、家庭用燃料電池20万円/台)
・対象者:住宅所有者(新築・既存問わず)
・申請期間:2025年3月31日~12月31日(予算上限に達し次第終了)
・対象工事:高性能な窓の導入(断熱窓への改修)
・補助額:工事内容に応じて定額(最大200万円/戸)
・対象者:住宅所有者(新築・既存問わず)
・申請期間:2025年3月31日~12月31日(予算上限に達し次第終了)
・対象住宅:高効率給湯器の導入
・補助額:機器の種類に応じて定額(エコジョーズ→追い炊き機能無し5万円/台。追い炊き機能有り7万円/台。)(エコフィール→追い炊き機能無し5万円/台。追い炊き機能有り7万円/台。)(※ドレン排水工事を行うと、1台あたり3万円が加算されます。)
・対象者:賃貸住宅の所有者
・申請期間:2025年6月下旬~12月31日(予算上限に達し次第終了)
3.併用はできるの?
端的に答えると、併用できるケースとできないケースがあります。
✅併用可能なケース
『住宅省エネ2025キャンペーン』に含まれるの4つの補助事業は、補助対象が重複しない場合に限り併用が可能です。
例えば、窓の断熱改修で「先進的窓リノベ2025事業」を利用し、高効率給湯器の設置で「給湯省エネ2025事業」を利用するなど、
異なる工事内容であれば併用が可能です。
❌併用できないケース
以下のような場合は、併用できません。
・同一の工事内容や設備に対して、複数の補助金を申請すること。
例えば、同じ窓の改修に対して「子育てグリーン住宅支援事業」と「先進的窓リノベ2025事業」の両方を申請することはできません。
・新築住宅において「子育てグリーン住宅支援事業」と「給湯省エネ2025事業」を併用すること。
理由としては、
「子育てグリーン住宅支援事業」は住宅全体に対する補助であり、高効率給湯器も含まれるため、
同じ設備に対して「給湯省エネ2025事業」の補助を受けることはできません。
⚠️注意点
・同一の設備や工事内容に対して、複数の補助金を申請することはできません。
・地方自治体の補助制度については、国の補助制度と併用可能な場合がありますが、詳細は各自治体の規定を確認すること。
4.その他、浮上する疑問
私が実際に調べていて疑問に感じたことが一つあります。
申請期間の「予算上限に達し次第終了」って何?という点です。
もちろん、意味は分かります。国も予算無制限で補助してくれるわけではありませんからね。
でも、補助金を使いたい側としては、急いで申請しないと間に合わないのかどうか気になると思うんです。
だから、せめて目安くらい教えてくれたっていいんじゃないの?と感じるわけです。
そこで、いろいろと調べていたら、きちんと公式サイトが提示してくれていました。
↓こちらは先ほどもリンクを貼り付けていた、子育てグリーン住宅支援事業の公式サイトなんですが、
トップページをちょっとスクロールすると、現在どれくらいの申し込みがあり、予算が使われているかの割合が記載されていました。
しかも、毎日午前中に更新との事です。
申請を検討している方は、公式サイトを頻繁にチェックすることをおすすめします。
「①子育てグリーン住宅支援事業」だけでなく、「②給湯省エネ2025事業」「③先進的窓リノベ2025事業」「④賃貸集合給湯省エネ2025事業」すべての公式サイトで提示されています。
また、子育てグリーン住宅支援事業に関しては、申請期間を3つの期に分けて、それぞれに予算上限が設定されています。
第1期(5月14日~5月31日):
・長期優良住宅/ZEH水準住宅 300億円
・GX志向型住宅 150億円
第2期(6月1日~6月30日):
・長期優良住宅/ZEH水準住宅 300億円
・GX志向型住宅 150億円
第3期(7月1日~12月31日):
・長期優良住宅/ZEH水準住宅 1000億円
・GX志向型住宅 200億円
詳しくはコチラ → 住宅省エネ2025キャンペーンについて
予約を含む予算上限額となっているので、いずれにしても早めの申請が安心ですね。
5.熊本市が発表しているもの
熊本市が発表している省エネ関連の補助金制度は以下になります。
◎熊本市が発表しているもの(※2025年5月19日現在)
令和7年度(2025年度)省エネルギー機器等導入推進事業補助金
都道府県ごとの補助金・助成金制度は、予算上限が少ないことからすぐに締切られてしまう傾向にあります。
公式サイトを頻繁にチェックするか、直接電話で問い合わせて確認することをおすすめします。
6.まとめ
いかがでしたか?
今回は、住宅に関する補助金制度をご紹介しました。
調べながら思ったことは、国の公式サイトでも若干見づらい部分があるということです。
言葉も難しかったりするので、検索に検索を重ねなければならず、時間がかかりました。
そして、情報が頻繁に更新される分野なので、日々チェックしていく必要がありますし、ネットで検索したものが過去の情報である可能性もあるので、
注意深く目を通さなければなりません。
しかし、これからお家を購入・リフォームしようという皆様、心配はありません。
お客様に関しましては、ひとこと営業マンにお尋ねいただければ、責任をもって的確に情報をお伝えさせていただきます。
補助金や助成金制度を活用しながら、かしこくかつ環境にも優しいお家づくりを一緒にしていきましょう♪
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この記事を書いた人
株式会社コスモホーム マーケティング部 中川