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自然災害への備え

更新日2023.1.25. 災害 コラム

【自然災害への備えは何を行うべきか】

令和6年1月1日能登半島地震があり、最大震度5強以上が観測されました。

また、平成28年4月14日には最大震度7の熊本地震、平成23年には最大震度7の東日本大震災がありました。

このように日本は世界でも有数な地震多発地帯であり、危機感と日々の備えは必要不可欠だと感じます。


 

目次


1.自然災害の種類

2.各自然災害への対策

3.自然災害時の事前防災

5.まとめ

1.自然災害の種類


①地震

地震が発生すると、津波やビル・建物倒壊、土砂崩れや火災などの被害も同時に起こる可能性があります。

実際に熊本地震による住家被害は,全壊 8,369 棟,半壊 32,478 棟一部破損 146,382 棟に上るとされています。

平成 28 年 12 月 14 日内閣府災害対策本部発表)

②津波

地震などにより大規模な地殻変動によって生じる、波長の長い波です。

波といえど、その被害は町全体を飲み込んだケースもありますので、侮るのは非常に危険です。

また、一度だけでなく第二波や第三波など、あとから再び発生し、尚且つその波が第一波より高い場合などもあります。

③火山噴火

主な火山現象には、大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流、溶岩流、小さな噴石・火山灰、火山ガス等があります。

火山噴火により噴出された岩石や火山灰が堆積しているところに大雨が降ると土石流や泥流が発生しやすくなります。

④大雨・台風

8月~9月にかけて、日本に接近・上陸する台風が多くなります。強い風と大雨で川の反乱や土砂崩れなどを引き起こします。

ほとんど毎年発生しているので、一番身近な災害でもあります。

⑤土砂災害

山やがけがくずれたり、くずれた土砂が雨水や川の水と混じって流れてきたりすることによって建物を押しつぶしたり、時には人命にかかわる災害です。

⑥竜巻

発達した積乱雲に伴う激しい上昇気流よって発生する激しい渦巻のことです。

私自身一度も竜巻を見たことがないためYoutubeにて動画を見てみたのですが、少し見た目が似ている旋風とは全く威力が違います。

Youtubeの動画では、旋風を竜巻と勘違いしている動画が複数ありましたが、本物の竜巻の動画を見たらその違いは歴然です。

竜巻は屋根の瓦をいとも簡単に吹き飛ばし、車をひっくり返すほどの威力がありました。

2007~2022年を平均した1年当たりの竜巻発生確認数は、海上竜巻を含めた竜巻全体では約54件、海上竜巻を除けば約20件となっています。

(参照:国土交通省サイトリンク

⑦雪害

雪崩や路面結露による事故、除雪中の転倒事故などの被害が発生しています。

 

2.各自然災害への対処


地震の際:まず落ち着いて情報を収集してください。その際にはX(旧Twitter)の情報を信用しすぎるのはあまりよくありません。

熊本地震の際、噓の情報が拡散されたことがありました。

テレビ・ラジオ・携帯電話など様々な手段を使い正確な情報を集めてください。

屋内にいる場合は丈夫な机の下などに避難し落下物から身を守ることが重要です。

エレベータなどに乗っている場合は1番近い階ですぐに降りた方がいいでしょう。

屋外にいる場合は看板やブロック塀、ガラスなどから離れて避難してください。

津波の際:津波警報を確認したらすぐに海岸から離れなるべく高いところに避難してください。

被害を免れた多くの例は、この原則に従ったケースだそうです。

海岸付近に住んでいる方は津波注意報の時点で避難を開始した方が良いでしょう。

火山噴火の際:火山防災マップを見て事前に危険な場所は把握しておいた方がいいでしょう

大雨・台風の際:大雨や台風の際にはニュースにて事前に情報が発信されると思うので、出来るだけ外出せず川などの危険な場所にはなるべく近づかない方がいいでしょう。日頃からハザードマップなどを見て危険な場所また避難場所などを把握しておいた方が慌てずに済みます。

土砂災害の際:土砂災害警報や雨量の情報をしっかり確認しておくことが大事です。

また、土砂災害警戒情報等が発表されていなくても、土砂災害の前兆現象が起こっていたら避難を開始した方がいいでしょう。

【土砂災害前兆現象】

・がけから水が吹き出している。

・がけからの水が濁っている。

・がけに亀裂が入った。

・小石がパラパラと落ちてくる。

・がけから音がする。

(参照:千葉県土砂災害予兆・前兆現象)

竜巻の際屋外にいる場合は頑丈な建物などに避難し、屋内にいる場合は窓ガラスには近づかず、一階の丈夫な机の下などに避難してください。

雪害の際:雪下ろしや雪かきの際の転倒などの事故が死者を出しています。何かあったときに対応できるように作業は複数人(2人以上)で行うと安心です。

3.自然災害時の事前防災


①食料・飲料の備蓄

非常食の準備はとても重要です。

非常食を調べていた際に発見したのですが「アルファ米」はとても素晴らしい非常食だと思いました。炊いた米を急速に乾燥させたもので、

賞味期限が3~5年と非常に長いです。そしてお湯をかけるだけで、炊き立てご飯のように美味しいお米が食べられるというのです!!

他にも乾パン、ビスケットお菓子、缶詰などがあります。そして水は沢山あることに越したことはありません。

災害時にライフラインが止まってしまっても、水があればトイレを流したり、お湯を沸かしたりと活用出来ます。

またカセットコンロも一つは持っておくと便利です。

自分用のチェックリストなどを作っておくとよいでしょう。

首相官邸HPにてチェックリストがありましたので、こちらを参考に作ってみると良いかと思います。

(参考:首相官邸災害の備えチェックリスト)

4.まとめ


今回のコラムで災害について調べてみて、熊本地震を思い出しました。

熊本地震の際私は15歳でした。コンビニに食料飲料電池などはほとんどなく、

両親が福岡まで買い出しに行くほど、どこのお店も売り切れ状態でした。

自衛隊の避難所に行ってみるものの、どこも満員で結局は家に戻るしかなくなりました。

夜中に大きな地震が来た際に家の中はつぶされるかもしれないと怖かった為、外の開けた場所へ避難しました。

その時はご近所さんもほぼ全員外に避難していて、みんな怖いんだなと改めて感じました。

私が地震の際に必要だと思ったのがモバイルバッテリーです。

電気が通らない場合もあることと、外に出たりすることが多かったので友人や家族との安否確認・連絡手段のためにも必要だと思います。

熊本地震からすでに7年ほど経過して平和な日常を過ごし忘れていましたが、常日頃から自然災害があっても慌てないで済むほどの準備をしておくに越したことはありません。

筆者:(株)コスモホーム マーケティング部 齋藤